神楽のお稽古

関西雅楽松風会 (大正9年頃発足)

 関西雅楽松風会では、昭和57年に大阪府神社庁により、後世に浪速神楽を残すべく「冨永流浪速神楽」28曲のビデオ撮りを行い、その後20年間にわたり大阪府神社庁の講習会で指導をしてまいりました。
 これがきっかけとなり全国に「冨永流浪速神楽」が広がっております。又これらの功績により、大阪府伶人楽師の会は平成12年に財団法人神道文化会から『神道文化功労者』の表彰、太平千代子は平成16年に『なにわ伝統芸能等功労知事表彰』を受賞しております。

【大阪府伶人楽師の会】
大阪府神社庁と関西雅楽松風会の会員により構成されている。
大阪府神社庁による浪速神楽ビデオ収録時にこの名称を使用したが、現在は神社庁関係の祭事に限りこの名称を使用している。

◎初代会長 冨永正千代(元高宮神社宮司)

 京阪神の各神社(主に官幣社)の伶人奉仕及び雅楽、祭祀舞、浪速神楽等の指導を行う。又、各地神社で奉仕されていた既存の浪速神楽の、舞振り、笛の旋律を整理統合し「冨永流浪速神楽」として後世に伝承する為、冨永正千代師により設立された。

◎2代目会長 太平炤(元佐備神社宮司)

 昭和57年 大阪府神社庁による「冨永流浪速神楽」ビデオ収録(太平炤、太平千代子監修)を行い、其の後20年間にわたり、大阪府神社庁主催の浪速神楽講習会を行う。これを機会に、全国各地の神社に「冨永流浪速神楽」が広まる。

◎3代目会長 宮原幸夫(佐備神社宮司)

  先代の意志を引継ぎ「冨永流浪速神楽」の伝承と指導に尽力。その功労が認められ平成28年神社本庁総裁より表彰される。

講師の紹介

◎雅楽一般(笙、篳篥、笛、箏)

 宮原幸夫

  佐備神社宮司
  神社庁雅楽講師 大阪府神社庁研修所講師
  関西雅楽松風会々長

◎冨永流浪速神楽 笛(龍笛)、打物(太鼓、銅拍子、笏拍子)

 宮原洋介

  佐備神社職員
  関西雅楽松風会浪速神楽講師

◎神楽 祭祀舞

【 講 師 】
 太平千代子 

  神社庁祭祀舞講師 大阪府神社庁研修所講師
  関西雅楽松風会名誉会長

【 助 教 】
   米村真由子

    関西雅楽松風会浪速神楽講師

   野口さやか

    佐備神社禰宜
    関西雅楽松風会浪速神楽講師

お稽古のご案内

 現在、佐備神社では神社音楽と神楽舞を後世に伝え残すため、お稽古を開催しております。社家(特定神社に代々使える神職の家柄)の方に限定することなく、神事にご関心のある方であれば一般の方もご参加いただけます。
 実際のお稽古には小学生から大学生、社会人、神社関係者の方と幅広い方々が参加しております。
 生徒さんの多くは未経験からのご参加ですので、経験がなくても安心してご参加いただけます。

【参加資格】 ※要面接

  •  神様にお仕えする心構えがある方
  •  今後継続的に参加できる方
  • (これまでの経験は問いません)

 神楽は神様に奉納する為のものであり、数回のお稽古で習得できるものではありません。これまで先人の方々が築いてきたものを学び、お稽古を積み重ねることが大切です。

■神楽舞のお稽古

佐備神社   大阪府富田林市佐備467

 お稽古日  月4回(月曜日、土曜日)
 時間    13時~17時(時間は要相談)
 場所    佐備神社
 内容    冨永流浪速神楽、浦安の舞、祭祀舞(豊栄舞、朝日舞)など

大阪天満宮梅香学院   大阪市北区天神橋2丁目1番8号

 お稽古日  月2回程度 ※月により変動あり(日曜日)
 時間    15時~18時
 場所    大阪天満宮内梅香学院
 内容    冨永流浪速神楽

■管方、打物など

大阪天満宮梅香学院   大阪市北区天神橋2丁目1番8号

 お稽古日  月2回(水曜日、日曜日)
 時間    水曜日:18時~20時
       日曜日:15時~18時(舞と合わせたお稽古)
 場所    大阪天満宮内梅香学院
 内容    冨永流浪速神楽、龍笛、打物

その他

 雅楽一般、筝などのお稽古をその他各所で行っております。
 詳細はお問合せください。

お問い合わせはこちらから

 随時見学を実施しております。
 ご希望の方は下記フォーマットよりお問い合わせください。

    佐備神社|浪速神楽の伝承と指導